お味噌パワー!
日本にはたくさんの発酵食があります。
味噌、糠漬け、醤油、納豆、塩麴、酢、甘酒…etc
本日は、その中でも、お味噌のお話です。
古くから『味噌は医者いらず』ということわざがありますが、病気の予防に役立ち、健康をサポートしてくれることが分かっています。
味噌には たんぱく質、ビタミンB1,B2,B6,B12,E,K、鉄、銅、ヨウ素、葉酸、カルシウム、マグネシウム、食物繊維、カリウム、リン、ナイアシン、クロム、パントテン酸、ビオチン…etc
3大栄養素の「糖質」「脂質」「タンパク質」に加えて、たくさんのビタミン、ミネラルが含まれています。
最近は、ご飯にお味噌汁というより、パンとスープを好まれる方が非常に多いと思いますが、お味噌パワーを知ると、ご飯とお味噌汁を選択される方も増えるかも…
「畑の肉」と呼ばれる大豆を主原料として植物たんぱく質をたくさん含みます。
必須アミノ酸が9種類含まれています。
味噌にはたくさんの食物繊維が含まれています。腸内環境を整えてくれたり、便通をスムーズにする効能があります。
レシチンは コレステロールの吸収を抑えたり、免疫上げてくれたり、動脈硬化予防の効果があり、記憶力向上、認知機能の向上、自律神経低下予防にも役に立つと言われています。
ビタミンEは、強力な酸化作用を持つ脂溶性ビタミンで、細胞の老化を抑制してくれます。若返りビタミンと言われています。
皮膚や粘膜の機能を正常に保つのに大切な栄養素です。
脂質、糖質、タンパク質が分解されエネルギーに代わる際にサポートしてくれる栄養素で、特に脂質の代謝に効果があると言われています。
イソフラボンは化学構造が女性ホルモンであるエストロゲンに似ている為、効能も期待されます。更年期に現れる不眠、抑うつ、めまい、イライラなどの症状の緩和に良いとされてるほか、骨粗鬆症の予防、肌の弾力を改善してくれます。
糖や脂肪の吸収を抑えるっ効果があり、食べ過ぎの予防効果や脂肪燃焼を活発にする効果があり基礎代謝を高めてくれます。免疫力の向上などの役割も果たします。
他にも
味噌にはコレステロールを下げる「リノール酸」、貧血を防ぐ「鉄分」などが含まれていて。身体と美容と健康にとても優しい栄養です。
味噌には「植物性乳酸菌」が含まれており、ヨーグルトなどの動物性乳酸菌に対して、植物性乳酸菌は生きたまま腸まで届く確率が高いといわれています。
そのため、腸内の善玉菌を増やし、ヨーグルトなどの動物性乳酸菌よりも腸内環境を整える効果が期待されます。
また、味噌汁には「食物繊維」が含まれれいるので、便の排出を促し便秘を改善します。
味噌には「リノール酸」という物質が含まれておりメラニンの合成を抑えてくれます。肌にシミ・そばかすなどをでいにくくする効果があります。
味噌には美白効果があるといわれています。
味噌汁には、抗酸化作用のある成分が多く含まれています。
「ビタミンE」と「大豆サポニン」「大豆イソフラボン」です。
抗酸化作用とは、身体の内外を錆びさせる原因の活性酸素を除去する働きです。
そのため、味噌汁には老化を抑制し、アンチエイジングする効果が期待されます。
味噌汁には「トリプトファン」という成分が含まれており、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌を促す働きのあります。
セロトニンには脳の興奮を抑える効果があり、イライラ、不安、恐怖などのストレスを感じ、心が不安定を取り除いてくれます。興奮した神経を鎮めるという効果があるとされています。
そのため、味噌汁にはメンタルを整える効果があるといわれています。
味噌の原料の大豆には「レシチン」「サポニン」が含まれています。
レシチンには血栓の原因となる悪玉コレステロールの吸収を低下させる効果があります。
サポニンには血糖の上昇を抑制する効果があり、糖尿病、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などの生活習慣病を予防する効果が期待されます。
味噌汁は色んなお野菜やたんぱく質、キノコ、海藻類などどんな食材を入れても効果的。
私は一日の栄養素を具だくさんの味噌汁でとることも多いです。
しかし現代の女性は仕事、家事、育児と大変忙しいですよね。そんな時にお勧めなのが冷凍味噌玉!
お味噌って冷凍しても凍らないってご存じでしたか?
味噌が凍らないのは、水以外の塩分や糖分などの成分を多量含んでいるからです。純粋な水は0度で凍りますが、水に不純物が入っていると凝固点降下という現象を起こして、個体になる温度が下がります(つまり摂氏0度でも凍らない)。家庭の冷凍庫は-5度〜-10度ぐらいでは凍りません。
お休みの時に味噌玉を作り置きすることをお勧めします。
味噌玉とは、味噌や具材をラップに丸めて冷凍保存したものです。わかめや桜えび・切り干し大根・とろろ昆布・花麩、白いりごまのなどを味噌に混ぜて冷凍しておくだけ。
味噌玉に熱湯を注ぐだけで、家庭の即席みそ汁の出来上がり
ラップの上に味噌を置き、乾燥ワカメや切り干し大根、桜エビや油揚げなど好きなグザイを乗せ丸くラップでくるみます。
これを飲みたい時にお湯を注ぐだけ!
とてもシンプルで簡単に栄養が取れます。
お湯を注ぐだけ!簡単味噌玉を作ろう
味噌玉のメリットは、お湯を注ぐだけで手軽に味噌汁が食べられます。
ネギ、わかめ、、桜エビ、麩、のりなどの乾燥しているもの、野菜は乾燥野菜がお勧めです。
生の野菜は不向きなものが多いので、乾燥している物や火を通した物を使いましょう。
*乾燥わかめ+ネギ+油揚げ
*とろろ昆布+なめこ
*わかめ+揚げ玉+鰹節
*花麩+わかめ+ネギ
*鰹節+白ごま+乾燥わかめ+あおさ+ネギ
少し手間をかけて
白菜…電子レンジで加熱して水分をとばす
かぼちゃ…煮物の残りを使ってみては!
玉葱やえのき…電子レンジで加熱して加えるetc…
味噌汁は塩分の摂りすぎになるのでは?と思う方も多いと思いますが、出汁の旨みを聞かせたり、七味や生姜などのアクセントを付けて食べてみるのも塩分を控えられる裏技です。